1.01.2000

ことばのメモ帳その1〜ラフマーニノフの聴きどころ

張りつめていた緊張が解けてゆく感じ、(ブレーキなど力のかかった状態からの)解放、努力が報われた瞬間、結実

ずっとこらえていた涙が溢れ出すような
 涙は悲しみを連想させる、お手軽な感じも

断片でしかなかった思いが、息を呑むほど適切な言葉に結実するとき
 論文を書いた経験のある人しか共感できないかもしれない

自分の心の中にあったものが具体的なかたちをもって表れた時のような
 ものづくりに携わる人には通じそう、ただことばのセンスという壁も考慮に入れるべき(センスのある人には何を出しても大丈夫、という気もするが)

夏の炎天下、意識が飛びそうになりながら峠を自転車で上る、こんなことに何の意味がある、という思いと、ここまで来て帰れるか、帰りたくねえぞ、上り切ってやるぞ、という思いとがせめぎあっている、頂上へと至り、今度は全身で風を感じながら下るときの満足感
 状況説明が長過ぎる

母の胎を出た赤児がなけなしの力を振り絞って産声を上げるような
 始まりという点では申し分ないが、読者が産声のメカニズムを理解していることが求められる、ちと長たらしい、実体験に基いていない

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