7.10.2011

使ってみよう第1回~E6系、神戸市営地下鉄

和訳の際に露露を見ると色々見つかります。
忘れないように都度書いてはいますが、記事が長くなって見にくくなります。
ならいっそ作文してしまえ、というわけで、露訳の復活です。

Тип Е6 является новой моделью для высокоскоростной железнодорожной магистрали в северо-восточной части Японии. Этот электропоезд будет предназначен для передвижения в маршруте Акита Синкансэн. Там предельные размеры для постройки остаются одинаковыми со существующами линиями. Поэтому габариты вагонов Е6 уменьшены по сравнению с типом Е5, его соответствующим вариантом для стандартного Тохоку Синкансэн.

E6系は東北地方の高速鉄道用の新型車両である。この電車は秋田新幹線に投入される予定である。同路線の施設の建築限界は在来線と同じままである。したがってE6系の車両限界もフル規格の東北新幹線向け車両である姉妹車のE5系と比べて小さくなっている。


В метро города Кобэ два типа по размеру поезда приспособлены для передвижения. Габариты вагонов для линии Кайган Сэн меньше по сравнению с машинами для Сэйсин-Ямате Сэн, потому что туннели для каждого маршрута различаются площадьей поперечного сечения.

神戸市営地下鉄では大きさの異なる2種類の車両が運用されている。海岸線の車両は西神・山手線のそれと比べて若干小さい。これは両路線のトンネルの断面積が異なるためである。

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う~む、繰り返しを避けるって難しい…

まさか「姉妹車」というために вариант を使うことになろうとは…
(使えるん?)(知ら~ん)

машина で電車はきついかも。
でも露国の地下鉄の運転士は машинист やし、いけるんちゃう?
さとう好明さんからコメントをいただきました。ありがとうございます。
Машинаで飛行機、バイク、自転車、それと自航式や牽引式の機器を指しますから、汽車も貨車にも使えます。


あ、神戸の地下鉄車両ですが、実際には2種類以上ありますよ。
北神急行から乗り入れてくる子もおるし、純粋に神戸市保有の車両でも何種類かあった覚えがあります。あくまでサイズが2種類ですよ、という意味です。

3 件のコメント:

さとう好明 さんのコメント...

さとう好明さんがさっそくコメントを寄せてくださいました。ありがとうございます。


個人的にはこういう段落文を訳すよりも、まず短文か長文でやったほうが、読む人にも違いが分かりやすいと思います。短文ないし長文ができなくて段落の露訳はできないわけで、この逆はありえません。それと広範囲の読者を意識するなら、なおさら短文のほうが参加しやすいように思います。

問題点は新幹線です。新幹線というように新しい幹線ですから、それをлинияで訳すのは無理があると思います。Магистральあたりどうでしょう?
在来線にтрадиционныйを使っていますが、これは伝統的という意味で、在来のというのは既存のということですから、сущесутвующийが使えるでしょう。
鉄道の施設にсооруженияを使っていますが、施設といってもこれは汽車だと思います。Сооружениеというのは手っ取り早く言えば、イメージ的にはダムです。こういう動かない巨大建築物を指すのが普通です。
Габаритを単数で、しかも建築限界という意味で使うのは間違っています。建築限界というならпредельные размеры (габариты) для постройкиとすべきです。
小さくするにсокращенを使っていますが、これはもともと「短くする」や「削減する」という意味なので、уменьшитьを使えばよいと思います。
またпрофильを断面積としていますが、断面という意味はあっても断面積という意味はありません。断面積はплощадь поперечного сеченияです。ここは意訳したのかもしれませんが。
Машинаで飛行機、バイク、自転車、それと自航式や牽引式の機器を指しますから、汽車も貨車にも使えます。
二番目の段落文ですが、日本語が少しおかしい(コーシカさんが作ったのでないかもしれませんが)とおもいます。
運用に就いているというのは、普通は運行しているとか走っているという事で、ようはДва разные по размеру поезда ходят на метро города Кобэ.
また断面積は狭くはなりません。小さくなるはずです。
Потому чтоを文として独立させる(切り離すのは)必要はないし、間違いです。

以上  さとう

コーシカ さんのコメント...

早っ!
さっそくありがとうございます。
よもや始めたその日に(それも投稿から30分としないうちに)
コメントいただけようとは思っておらず、嬉しい誤算です。

>個人的にはこういう段落文を訳すよりも、まず短文か長文でやったほうが、
>読む人にも違いが分かりやすいと思います。
ご意見ありがとうございます。確かに微妙な長さです。
できれば短くしたかったのですが、
思いついた内容が多少説明を要すると思われる性格のものだったためにああなりました
(E6はE5より細い!、神戸の地下鉄は太いのと細いのとある!!、といきなり言われても困るやろな…と考えました)。
短文と呼べるかはともかく、1文にするならそれぞれ
・在来線を改軌した区間を走るE6系の車体は、フル規格の新幹線区間のみを走るE5系のそれよりも小さい
・神戸市営地下鉄では西神・山手線と海岸線でトンネルの大きさが異なるため、2種類の大きさの車両が走っている
となるでしょうか(ああっ、分けたい!)。

>新幹線
>Магистральあたりどうでしょう?
あ~言われてみればNHKでもこの語を使っていたようにも思います。
幹線で動脈ですからこちらに変更します。

>在来線
>在来のというのは既存のということですから、
>сущесутвующийが使えるでしょう。
сущесутвующий も考えたのですが、
秋田新幹線の場合、線路の幅を広げただけのミニ新幹線で新造ではないため、
軌間以外は昔のままですよという意味で традиционный の方が正しいかな、と考えました。
修正いたします。

>鉄道の施設にсооруженияを使っていますが、施設といってもこれは汽車だと思います。
>Сооружениеというのは手っ取り早く言えば、イメージ的にはダムです。
>こういう動かない巨大建築物を指すのが普通です。
線路とか駅とか、車両ではなくじっとしてるもの、
という意味で施設を使いましたのでсооружение かと思いました。
よく考えれば動かないけど小さなもの(停車場 платформ など)もありますものね。
次に挙げてくださっている постройка に変更しようと思います( здание では違うようにも思うので…)。

>Габаритを単数で、しかも建築限界という意味で使うのは間違っています。
>建築限界というならпредельные размеры (габариты) для постройкиとすべきです。
Габаритが単数で使えない理由は、さとうさんのご説明でよくわかりました。
あくまで車両限界という使い方が正しそうですね。
建築限界を修正しておきます。

>小さくする
>уменьшитьを使えばよいと思います。
ありがとうございます。
サイズを小さくするといっても文ではないのですものね。
納得です。

>профиль
>断面という意味はあっても断面積という意味はありません。
>断面積はплощадь поперечного сеченияです。
やっぱり「…面積」という以上は площадь を使うのが筋なんですね。
トンネルの断面、トンネルの断面積…もう少し考えて修正いたします。

>Машинаで飛行機、バイク、自転車、
>それと自航式や牽引式の機器を指しますから、汽車も貨車にも使えます。
ありがとうございます。
やはりと言いますか、意味の広い語ですね。

>二番目の段落文ですが、日本語が少しおかしい
>(コーシカさんが作ったのでないかもしれませんが)とおもいます。
いえ、露文も和文も自作ですので、文責はコーシカにあります。
断面等、もう一度よく見直します。

>Потому чтоを文として独立させる(切り離すのは)必要はないし、間違いです。
え、そうなんですか。
文として独立させるなら Так как ... 等を使う方が正しい、ということですね。
辞書をもう一度見た上で修正いたします。

ありがとうございました。
今後も思いついたら細々と続けていく予定です。

さとう好明 さんのコメント...

7月11日にさとう好明さんよりコメントをいただきました。ありがとうございます。

Потому чтоは理由の従属文が主文の後に来るのが普通です。
так какは文頭でも使えます。
どうしても理由を先にもって来たかったら、оттого, чтоや в силу того что やвследствие того чтоなどが使えますが、硬い表現です。

以上  さとう