6.26.2006

忍ぶ川/синобугава

Утром дождь шла так сильно, что сегодня уехал на работу на метро. Пока не был там, читал «синобугава», рассказ японского писателя МИУРА Тэцуо (1931- ).

朝方は雨が強かったので今日は地下鉄通勤です。会社に着くまで三浦哲郎の短編、『忍ぶ川』を読んでいました。

В нем рассказано крайне меньшими словами о любви персонажов. Они живут скромно, не проклиная свое тяжелое положение. А читатели найдут в них твердое качество,как спокойное течение речки, которое может разбить даже камень.

作中では極めて少ない言葉で登場人物の恋が語られてゆきます。彼らはつましく生きながら、自らの辛い境遇を呪うことはありません。読者は彼らの内に、岩をも砕く小川の静かな流れのような、強さを見出すでしょう。

Я сам заметил краткий текст. Для счастья нужно немногое: писатель, возможно, подразумевает ту мысль под краткими выражениями.

僕自身は簡潔な文章に注目しました。幸せ(であるため)に必要なのものはわずか:そんな思いを作者は簡素な表現に込めているのかもしれませんね。

Я сильно рекомендую это нежное творение всем русским, изучающим японский язык!
このあたたかな作品を、日本語を勉強していらっしゃるロシアの方すべてに強くお勧めします!


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 もちろん日本の方にもお勧めします。読んでない方は是非是非!たかだか50頁ですからあっという間ですよ。読みながら二度ほど泣きそうになりました。あれだけ僅かな言葉で、あれほど深く人の心に入ってくる文章を書けるというのはすごい力量です。


「忍ぶ川のお志乃さん」
「いいえ、もう忍ぶ川なんか、さっぱり忘れて、あしたからはべつの志乃になって、もうこれからは、自分とあなたのことだけを考えますわ。そうして、よい生活をしましょうねえ。」
(新潮文庫版 50、51頁)


 ふと思った点なんですが。志乃が働いていた料亭「忍ぶ川(しのぶがわ)」というのは少し不自然な名前だと思いませんか。あるいは志乃は主人公と結ばれることで忍ぶ”側”から離れた、という意味の掛詞なのではないでしょうか。皆さんはどう思われますか。

5 件のコメント:

あ~や さんのコメント...

ご紹介頂いている本は私も先日友人に薦められました。
市内の本屋さんのあちこちで探しているのですが
なかなか見つからず諦め掛けていたのですがコーシカさんの
日記を拝見して諦めずに探してみようと思いました。

さとう好明 さんのコメント...

1)忍ぶ川
 この短編を読んでいないので、自信はありませんが、Терпящая река,
Переживающая река

2)сегодня езжу
 やはり不完了体の用法が分かっていないようです。「今日は」といつもと違うのですから、「習慣(通うなど)」を示す不完了体は使えません。уехал на работу でしょう。поехал にすると「出発」に比重がかかります。

3)у цели
 目的地は место назначения で цель は目的です。ただこの場合は там でいいでしょう。

4)говорится
 この作品ではということでしょうから рассказано でしょう。

5)境遇
 положение のほうがいいと思います。立場という意味がありますから。

6)умеет
 これは能力を現します。 вы умеете плавать?
 それゆえ мочь でしょう。

7)簡潔な
 краткий でしょう。простой は「単純な、簡素な」という意味です。

 今回は出張先からなので、参考書や辞書を使えなかったので、その点ご容赦ください。

以上 さとう

コーシカ さんのコメント...

>あ〜やさん
 コメントありがとうございます。

 『忍ぶ川』は映画もあるようですが、あれはまず読むものだと思います。頑張って本を見つけ出して下さい。

>市内の本屋さんのあちこちで探しているのですが
 私はコミックショックという古本チェーンで見つけました。”本の墓場”ブックオフに行けば見つかると思います。ちなみにブックオフは(大学院生など一部の人にとっては)えっ?!というような値打ちものの本が百円で転がっとったりしますので、店によっては侮れませんね。
 ブックオフで駄目なら大学か短大の購買に行けばあるかもしれません。それでも無ければ…図書館にはあるはずです。

 お読みになられたら、是非日記でご感想をお聞かせ下さい。楽しみにしてます。

コーシカ さんのコメント...

>さとうさん
 お忙しい中、コメントをありがとうございます。

>「今日は」といつもと違うのですから、「習慣(通うなど)」を示す不完了体は使えません。
>поехал にすると「出発」に比重がかかります。
 あ、やっぱり。実はどっちを使うべきかだいぶ悩みました。行き先や目的は同じでも、状況が異なっていることを強調する場合は不完了体で良かったんですね。поехать のニュアンスも教えて頂きありがとうございます。

>цель
 やっぱり突っ込まれた…там でいいんですか。勉強になります。
 こういう懐の深い語は早めに慣れとかんと後でえらい目に遭う…

>6)умеет
>これは能力を現します。 вы умеете плавать?それゆえ мочь でしょう。
 おとなしく「мощь → мочь」にしておけば良かったんですね。
 Надо усерднее читать, чтобы развить чувство слов...

>7)簡潔な
>краткий でしょう。простой は「単純な、簡素な」という意味です。
 simple の意味なんですが言葉に関しては краткий の方がいいんでしょうか。辞書を見返してみます。

匿名 さんのコメント...

Здравствуйте!!По японски понимать очень трудно и очень рада когда написано по русски!Пыталась найти Миура Тэцуо в Санкт-Петербурге!Наверно спрашивала не там!Ничего брат обещал заказатьв Киото!