4.26.2017

パイプオルガンのコンサートにお呼ばれしました



暗きより天を仰ぎ、たか(貴)きことを想い、まばゆきことに憧る。
パイプオルガンのコンサートにお呼ばれしました。曲にじっと聴き入りながらも、この楽器はどういう発想で必要とされて造られたんやろ、といったことを考えておりました。世間のあれこれで揉まれ、疲れ、俯き、そういう暗がりの中にあっても、「ああ、世の中には良いこと、素晴らしいこと、心が震えることがやっぱり本当にあるんやなぁ」という確信に満ちた希望を持てるようにすること。これが宗教の本来の役割なんやろなぁ。そない言うたらパスカルの「パンセ」にも、人間は先にしっかりした希望があったらどんな苦痛でも平気で乗り越えてゆく的なことが書いてあったなあ。そやから「魂の錨」(ヘブライ人への手紙6:19)なんか、うまいこと言うなあ…と、穏やかな心で想うことができました。

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